何となく“行き着きたい場所”があって、こうなったらいいなァ~…という“希望の状態”が、自分の中にはある。
そして、それらが実現することは既にボンヤリと確信している。
けれどこの確信っていうのが、場合によっては厄介というか、何とも思わせぶりなヤツで、時々私をやきもきさせるんだよねー。
「君は君の望むものをきちんと手に入れていく。だけど、その一つ一つがいつ、どんな形で叶っていくかは教えられない。それはあくまでもお楽しみなのさっ!」
と言わんばかりに、飄々とした顔つきで私の前にずーっと居座っている。
コノヤロウ…。何てじれったいの!!
例えていうなら、ありえないくらい超スローな普通電車。
歩く方が早いんじゃない?というくらいのスピードで、すたれた駅にも毎度停まっていくやつ。
ちゃんと目的地があって、乗っていれば必ずそこに着くだけんど、まー遅い遅い。最終的には着くんだけどさ。
私はもうずっと、こういう電車に乗っている気分です。
それでも私がこの電車を降りないのは、どんなにゆっくりでも、欲しいものを適切な駅(タイミング)できちんと与えてくれるから。
めちゃくちゃじらされるけど、望んでいたものを1個1個ちゃーんとプレゼントしてくれてる。
だから降りない。
「なにこの電車。すんごい遅いんだけど! もう嫌。やーめた!」とはならない。
……すみません、嘘です。
ときどき降りたくなっちゃう。
ときどき降りたくなっちゃうけど、降りかけるたびに車掌(確信)さんがこう言うの。
「いやいや、もうちょい待ってみ。次はもっといい景色見せてあげるから。
すたれた駅にいちいち停まってるのも、そこには君にとって“良いもの”が転がってるからだよ。
実際、今まで君の期待を裏切ったことがあったかい?
確かに、期待ハズレのように思えることは度々あったかも知れない。
でもその次の駅では、それらが夢につながる大きなステップだったということが示されている。
だから君はこうして、こんな形でここにいる。
着実に少しずつ叶えられている。
だから、もっと余裕を持ってこの旅を楽しみなよ。
僕はこんなにも丁寧に、こんなにもいろんな景色を見せてあげているのに、君は焦るばかりで楽しんでくれようとしない。
分かっているよ。
君が昔からイチバン叶えたがっているコト。
必ずそこに連れていってあげるから、もうちょいゆったり構えて楽しんでおくれよ。」
車掌(確信)さんが言うんだから、もうしょうがない。
降りるわけにはいかないのであります。
それでも私は子供なので、手持ち無沙汰になると車掌室に行ってこう聞きます。
「ねーねー、私が行きたがってるあの駅はまだ着かないのー??」
んで、いつもこう返ってくる。
「そんな焦りなさんな。いずれはそこに辿り着くんだから。」
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